6月25日のバザーは、ご家族の笑顔が溢れる一日でした。
昨年来ゆりかご会から委員活動の見直しとバザーに向けて‘こうしたい、やってみよう’の思いが発信され、それに応え実現に向けて共に歩む在園児・卒園児のお父様お母様の姿がありました。
ゆりかご会会長さんは計り知れないご苦労があったと思いますが、会長のもと役員さん、ボランティアさん、エプロンの会、おかんの会、おやじの会が力を合わせたことで、当日を楽しみに来てくれた子どもたちとその家族の皆さんがたくさん集う光景はとても生き生きしていました。関わった皆様どうもありがとうございました。
私もそこに混ぜてもらい、お父様・お母様とやきそばの麺をほぐしたり先生たちとキャベツを切ったり、スーパーボールやゲーム、焼きそばのお店やさんに携わったり、在園児・卒園児と話もできて、心地よい空気感を感じました。
今から25年ほど前、私も園児の一保護者でした。上の娘が園児の時に何か委員をと、夏祭り委員を希望しました。バナナを半分に切って園児に渡す係でした。ところが、当日、2才になる下の双子が大変で一人はおんぶできましたがもう一人が手を離れ園庭のあちこちに行ってしまい、、、見かねた役員さんが「真里さん大丈夫よ。後はやるから」と思いやりの言葉をかけてくれました。しかし当時の私は母達の仲間に入れないことで悲しく寂しい思いがいっぱいで途中で家に戻った、ちょっと苦い思い出があります。
長年ゆりかご会の活動に接するうちに、わが子はかわいい、でも母として思い通りにゆかないはがゆさもあります。そんな時に手を差し伸べてくれる人には、自身のやるせない気持ちは持ちつつも「ありがとう」と感謝の気持ちになり、いつか自分もそういう人になれるといいなと思えるようになりました。身近な人との優しい関係が続いていくからです。
屋上でスーパーボールの手伝いをしていたときに、卒園児からお手紙をもらいました。その封筒には「色えんぴつでぬって!!」と矢印があり隠し文字が書いてありました。塗ってみると「ハッピーバザー」の文字が浮かび上がってきました。その子が幼稚園に来るのを楽しみにしてくれていたんだなとその素敵な言葉から伝わり本当に嬉しかったです。
保護者として園への携わり方、感じ方、表し方は様々です。自分(大人)が、今この場この時に周りと関わり、それぞれを楽しもうとする生き生きしさが子どもの傍らにあること、それが私たちのハッピーバザーの心でしょうか。自分の気持ちを誰かが受け取りわかってくれること、互いを尊重し信頼し合うことができる根っこが峯岡幼稚園にあると思います。幼稚園に集えばどんなことでも笑い合える、一緒にいることが一層面白くなる、そんな日々を過ごしていきたいと思います。
副園長 西山真里