「幼稚園は人が育つ場~子どもが育つ、大人が育つ」

お子様のご入園・ご進級おめでとうございます。
子ども・子育て支援新制度の下、幼保連携型認定こども園として8年目を迎えることとなりました。1歳児8名、2歳児8名、3歳児55名、4歳児80名、5歳児75名の226名、教職員・スタッフ総勢45名でのスタートを切りました。

先週水曜日、教職員十数人で昼食をとりました。ビニールのカーテンを下ろし、誰もひと言も喋らず黙々と食べる違和感、、、。数年前ならあり得ない光景です。でも、同時にうちの先生たちのプロ意識を感じたのです。教育・保育活動を継続するためには保育者が感染したり、濃厚接触者になってはならないという自覚が行動となって現れたのだと改めて保育者集団のレベルの高さに感謝しました。

今週の放課後には学年日替わりで各クラスの状況の報告が各担任からありました。「○○ちゃんは」とか「□□くんは」というような情報を出し合い、担任だけでなく教職員全体で子どもが安心して生活をできるよう態勢づくりをしています。

先週から園内研修で『保育の見せあいっこ』が始まりました。各学年のチームスタッフは経験年数も違います。担任になって間もない保育者から各学年を経験し学年主任を務める保育者まで様々です。朝の活動での雰囲気作り、言葉かけ、子どもたちとのやりとり等、研修後の振り返りをして今年一年どんなクラス運営をしていくのかを現場で学んでいます。

そして子どもたちは、少しずつ新たな生活へと馴染もうと一生懸命です。ガチャガチャのケースにダンゴムシとテントウムシを入れ大事そうに見せてくれる子、東海林先生がつくってくれた缶ぽっくりで園庭を散歩する子どもらの姿、、、。これからの充実した園生活を予感させてくれます。

ご家庭での姿はいかがでしょうか。急に抱っこをせがむ、きかん坊になる、些細なことで泣きわめいてしまう、、、。「園でちゃんとやっているのかな。」「園で迷惑かけているのでは。」と思っている保護者様、心配はご無用です。子どもたちは緊張しながらもなんとか園で暮らそうという気持ちが私たちには伝わってきます。小さい身体いっぱいで表現しようとしています。私たちはそこに丁寧にかかわり子どもの育つ環境をつくっていきたいと思っています。

そして、お母さん・お父さん、1ヶ月お疲れ様でした。保護者様にとっても新生活になれていくのに大変だったかと思います。「なんでこうなるの」 「今日は泣かずにバイバイできた」とお子様のことで一喜一憂。疲れたら休むことも必要ですがなかなかそうもできない実情もあるかと思います。でも、悩んじゃったら是非うちの保育者にご相談ください。最適解を一緒に考えられる職員が揃っています。1年間、どうぞよろしくお願いします。

園長 西山俊太郎