改めて確認~園バス置き去り事故を踏まえて

9月5日午後、静岡県のこども園の通園バスの中で、意識不明の園児が見つかり、病院で死亡するという痛ましい事故が起こりました。事故に遭われたお子さんのご冥福をお祈りします。

改めてバス運行の安全確認についてこれまでの園の取り組みを教職員間で再確認するとともに保護者様にもお知らせします。

朝の登園時、全てのバスコースにおいて当日のバス乗車名簿を持ち、各バス停で子どもを点呼しながら乗車させます。園バス到着後、保育者が手を添えて子どもを順番に降車させた後、子どもがバスに残っていないか、忘れ物がないかをバス当番の職員が通路を歩きながら座席、及び座席下を目視で確認します。

全てのバスコースが終わった後、駐車場でバス運転手がバス当番の職員と同様に目視で確認し、その後、バス内の清掃・消毒を行います。

保護者様から『れんらくアプリ』で欠席、遅刻、早退、バス不要の連絡を入力していただいている情報は、毎朝8:00の朝礼で各担任がスマホ片手に報告し合い、誰がどんな理由で欠席か等を情報共有します。

入力締め切り後に電話等で欠席、遅刻、早退の連絡を受けた場合は、電話を受けた職員がバス名簿に記入し、担任と必要があればたんぽぽくらぶの職員に連絡します。また、全ての情報が教職員間で共有できるよう、徒歩通園含めて、職員室内のホワイトボードに欠席者が書き込まれていきます。

クラス担任はれんらくアプリの情報から随時更新される情報を得て朝の会で出欠を取ります。担任が把握している情報と差異がある場合は職員室の職員と連携し、欠席の伝達ミス、把握ミスはないか、登園時の受け入れの有無はどうか副園長と確認し、確認できない場合は保護者様に確認の連絡をします。

降園時には、園にいる名前呼びの職員とバス添乗の職員が連携し、人数確認を行い引き継いでいます。

ヒューマンエラーは起こりうるものとして、しかし、今後も複数の職員による確認をしていきます。どんなシステムを入れても最後は人が人の命を守るということです。チームとして保育すること~職場の風通しがよく、何でも言える・言ってもらえる、笑顔が絶えない、楽しいと感じられる~先生同士仲がよい~という良好な人間関係が前提となっています。

ご心配な点、お気づきの点などございましたら、幼稚園までお知らせくださいますようお願い申し上げます。